S-VIS

信じられないほど低い反射率のエアーコーティング

TTLA及び製造環境以外では、お客様はこのコーティングを行うことができません。また、輸出ライセンス規制により、弊社以外に独自に処理することは現在できません。オンラインでは誤って報道されていますが、スプレー缶はご利用いただけませんのでご注意ください。

ウルトラブラックコーティングの塗布をより多くのアプリケーションに使用できるように、Surrey NanoSystemsではスプレーバージョンのベンタブラックS-VISを開発しました。一般的な反射率は0.23%(@700nm)です。これにより、ウルトラブラックコーティングはポリマーなどの多数の工学材料や複雑な形状の3D基板に塗布できるようになりました。S-VISの処理方式は、 化学蒸着(CVD)ベンタブラックの低温( 500°C )真空加熱成長よりはるかに扱いやすくなりました。

ベンタブラックS-VIS吸収コーティングは、担体溶液内で、短い非整合CNTとその他の有機材料/接合材から製造されます。スプレーを施すと、構造コーティングを後に残し、更に真空処理工程を経まします。このプロセスではベンタブラックと同様の方法で光を捉える光学的空洞を作りながら、コーティング構造を機能化・接合します。ベンタブラックS-VISは非常に効果的で、反射率性能は他の既知の塗料やウルトラブラックコーティングをはるかに凌ぎ、現在利用できるほぼ最低の反射率です。これより黒い素材はベンタブラックのみです。ベンタブラックS-VISについての「よくある質問(FAQ)」をご覧になり、貴社の塗布に適しているかご検討の程よろしくお願いします。

ベンタブラックS-VISの技術仕様:

  • THR(全半球反射率)0.2%(700 nmの場合)
  • 0.17%(1064nmの場合)(近赤外線スペクトル)
  • 広範囲のスペクトルで例外的な性能を発揮。紫外線(UV)から中赤外線(MIR)より長い波長にも適用
  • MIL-810Gでの衝撃及び振動耐性
  • -196~+300℃の繰り返し極限温度対応
  • 撥水性
  • >70°の極端な視野角での優れた性能(TIS - 0.6%- 70°VISの場合)
  • 低レベルの気体放出 - ECC SS-Q-ST-70-02 - (データが必要な場合はご請求ください)

ベンタブラックS-VISの塗布

ベンタブラックS-VISは、スプレー式塗布プロセスにより幅広い処理対応が可能です。

ベンタブラックS-VISは、あらゆる材質に塗布もできます。唯一の要件は、表面または基板材質が、100 ℃ ~280 ℃の温度に対応できるかです。実際の温度は基板及び最終用途により異なります。

ベンタブラックS-VISを非常に黒くしている細かなナノサイズの光学的空洞は、直接接触及び機械的磨耗が起こる環境での使用は避けることを断言します。例えば、コンポーネントの後ろや内部での偶発的な接触から保護する必要があります。あるいは、接触を避けることができる場所に配置する必要があります。

当初、ベンタブラックS-VISは、英国ブライトンの近くにあるSurrey NanoSystemsのプロセシングセンターからサービスとして提供されました。このプロセスはボリューム製造ラインと統合でき、関連の承認を要するライセンス制にできます。

ベンタブラックS-VISは何に使用できますか?

ベンタブラックS-VISで要求されるスプレー方式は複雑な形状や表面のコーティングに対応できます。S-VISのおかげさまでウルトラブラックコーティングの使用可能性を大幅に広げています。一般的な例には、更に効率的になったイメージング技術によるコールドシールドや光学的フィルター、美的感覚が強化されたラグジャリー用品が考えられます。

技術データシート

S-VIS技術性能データのPDFファイルをダウンロードするには、弊社の資料ページを拝見してください

サンプルと開発

ベンタブラックS-VISのサンプルは、ユーザー評価にすぐ使用可能です。最終用途によっては、英国政府の輸出規制の許可が必要な場合があります。防衛及びその他のセクターでの塗布が可能ことがわかるに伴い、ベンタブラックは英国政府により「二重用途」として分類されています。そのため、クライアントによっては輸出ライセンスが必要な場合があります。英国以外の国のお客様用の汎用サンプルは、輸出ライセンスが必要です。このプロセスは通常約2週間かかります。サンプル料金は小額で、輸出コンプライアンス料金が含まれています。